データアナリスト
データを扱いチームプレーを導いたり新しい知識をもたらすような人が、様々な呼称で注目されている。ビッグデータが使えることで企業が必要とするようになったのだ。
データセキュリティのエンジニアと共に、新たなテクノロジーで人数が増えていく職業といえるだろう。
昔から若い人がビジネスで何か言おうと思えば統計やデータを材料にする他なく、データアナリティクスの作業自体はあった。
それが急にExcelを上回るような技術を活用し始めたので、人材確保に考慮するべき専門職というべき性質を高めたのだ。
統計データを活用することについては僕がサイトを運営したり作品を作るときにも気をつけている。1万年の未来予測も、のべ数ページにわたってデータの読み取りを行い著述を検証しているのだ(現在と過去の部分)。
事業運営論でも、これは保たれている。名を成していない状態では特に、説得力を決定するポイントなのである。
モ・イブラヒム
アフリカの資本主義を成り立たせるために努力している人物。海外に留学し、アフリカで起業して事業を育て、その後政治の安定のための活動をしている。今も高齢ながら財団を通じて活動しているようだ。
日本でいう渋沢栄一のようなイメージと思われる。海外留学で広く知識を習得した人物の活躍で、アフリカは国家によっては経済成長しており、携帯での決済を世界でいち早く実現した国なども存在する。
現在はアジアの急成長がニュースとして主流だが(日本なら近いのでなおさら)、アフリカのニュースが増えればどこかでイブラヒム氏は登場するだろう。
アレック・ロスの本で、世界の色んな現状のことを知った。
未来化する社会 世界72億人のパラダイムシフトが始まった (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)
- 作者: アレックロス,依田光江
- 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
- 発売日: 2016/04/28
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生産可能性フロンティア(PPF)
生産可能性フロンティア(PPF)という経済学の概念がある。これは社会がどれだけの価値の製品・サービスを作り出せるかという能力を考えるものだ。経済成長は貿易黒字や株価の上昇よりも、PPFの成長が適切にとらえられる。
(そして生産可能性フロンティアは、例えば同じ費用と労力あたりのじゃがいもの生産量を増やすことでも伸びるのだ。どうせじゃがいもを作るなら楽しく工夫を凝らして作ろう。)
生産性可能性フロンティアは地域が閉ざされていたとしても、内部で生産性を高める知識や技術が生み出され、経済活動のなか広く普及することによって高められる。つまり、経済成長は絶対に交易が開かれていないと出来ないものではない。
但し、都市の経済力の強さがよく話題となるように、人々が集まり活発に交流するようになると知識や技術の普及、設備の集約による規模の経済が働くため生産可能性フロンティアは高まりやすく、従って経済成長しやすいと言える。
歴史を振り返っても、交易の交差点だった地中海や中国の川沿いで文化が起こったり、鎖国した日本でなく世界と交流した島国イギリスでより高い経済成長が起こったのは事実である。
生産可能性フロンティアという概念に注目しながら経済ニュースを読みとき、なおかつその成長の1つとして交流の重要性にも注意することで社会の出来事に対する理解が深まると思う。
(著書)